クリニックについて

About

診療部長あいさつ Message

ゲノム解析に
基づく
がん免疫療法や
分子標的薬など
個別化医療を
提案いたします。

診療部長 土方 康基

NEOがんゲノム治療・
再生医療部門

診療部長 土方 康基

今日の進行がんに対する治療は、顕微鏡による病理組織診断に基づいて抗がん剤を選択する薬物療法が主体です。何千人という大規模な臨床試験でより高い有効性が示された治療法がいわゆる標準治療です。
これらは年々治療成績も上がっており素晴らしい治療です。しかし全ての患者さんに効果があるわけではありません。例えば5割の患者さんに効く薬物療法はがん治療の世界では非常に優秀とされるものの、見方を変えれば残りの半分の患者さんには効かないということになります。
同じ病名のがん患者さんに同じ薬剤を投与しても効果に違いがあることは日常的に経験され、これは病名が同じでも遺伝子異常のプロファイルが異なっていることが原因の一つと考えられています。
がんはゲノム異常が段階的に蓄積することにより発生します。解析技術の進歩により、がんゲノム解析が可能となった今、ゲノム異常の違いに基づく個別化医療の試みがなされています。九州大学病院や東京大学医科学研究所附属病院での臨床研究や臨床試験において培ってきた先端技術や経験を活かし、がん患者さま一人ひとりに見合ったがんゲノム医療「次世代型のオーダーメイド治療」を提供致します。
また、病は気からというように、常に病気のことを考えている環境や都会の喧騒から解放され、少しでも気が晴れるように、緑の中でくつろげる環境を提供できれば幸いです。

がんゲノム解析による
オーダーメイド治療

まず当院では、エビデンスレベルのしっかりした標準治療を治療の柱としていただきます。当院の提供する療法は補助的な役割や臨床試験で行われる試験的な療法となり標準治療の代わりになるものではありません。ご理解のもと、当院ではがんを遺伝子レベルで解析し、患者さまの個人レベルで最適な治療方法を提供するという「Precision Medicine(プレシジョンメディシン)」をがん治療の基本方針としています。
現在の健康保険制度の制約のなかで、保険診療を主体とする一般の病院では、たとえ遺伝子解析によって適合する可能性のある薬剤が見つかっても、その薬剤の多くが保険適用の対象外であるために、結果として投与できないという状況が生じています。

当院では、がんの予防・診断から第4のがん治療と呼ばれる「がん免疫療法」、分子標的薬を投与する「分子標的療法」に至るまで、健康保険制度の枠組みにある標準治療を補完する幅広い治療を行っています。「がんゲノム医療」を中心とした先端医療と標準治療を適切に組み合わせることにより、患者さま一人ひとりに応じた個別の治療「次世代型オーダーメイド治療」をご提供致します。「免疫フィットネス」、「精密栄養療法」、「がん性腹水治療」など、患者さまの生活の質を改善し、可能な限りこれまでの生活を維持していくことにも取り組んでいます。時には人工知能(AI)を併用して、ゲノム解析に基づく膨大なデータを処理し迅速かつ適切な治療方針を決定します。

あらゆる観点から調和した医療サービスをご提供し、がん患者さまが最大限の治療効果を得るためのトータルサポートを行っています。

また、実績症例数3,500名以上の医師チームが、がん治療に関するあらゆるご相談も承ります。
お一人で悩まずに、まずは当クリニックにご相談頂ければ幸いです。

NEOがんゲノム治療・
再生医療部門の
進行がん治療全体像

  1. ① がん細胞の特徴を知る

    ↓

    ↓

  2. ② 最適な治療薬を見つける

    遺伝子異常に適応する薬剤なし(約90%)

    遺伝子異常に適応する薬剤なし(約10%)

    ↓

  3. ③ がん複合免疫療法を提供する

  4. ④ 補助療法を提供する

    「精密栄養療法」「免疫フィットネス」「リラックス」の提供を中心に、患者さま一人ひとりのQOLの維持・改善を図る

ページトップへ戻る
ページトップへ